帝王切開 |
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帝王切開について |
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●帝王切開とは
ここで、帝王切開について少し触れておきます。
誰でも自然な形で産みたいと願うのは当然のことですが、
状況によっては帝王切開での出産を選択したほうがいい場合があります。
あらかじめ帝王切開を予定する出産もありますが、
私の場合のように、出産の進行具合によって
緊急で帝王切開になる場合もあります。
いざというときのために、
帝王切開がどんな出産方法なのかを知っておきましょう。
帝王切開とは、
妊婦の下腹部と子宮を切開して赤ちゃんを取り出す出産方法です。
帝王切開という名は、
ローマの皇帝ジュリアス・シーザーに由来するといわれています。
彼が定めた「シーザー法」という法律の中に、
この手術の方法についての記載があったということです。
帝王切開には二種類の方法があります。
ひとつはおへそから下に向かって切開する方法。
もうひとつは下腹部を横に向かってに切開する方法です。
ただし、子宮はどちらの場合も横向きに切開します。
縦に切開する場合、手術の所要時間が短時間ですみます。
しかし、縦の切開では後で傷跡が目立ってしまうことから、
今では横に向かっての切開が一般的なようです。
手術に要する時間はおよそ一時間前後。
準備などの時間も含め、
手術室から出られるのは二時間後くらいのようです。
帝王切開は下記のような手順で進行します。
1)医師から説明を受ける。
2)「手術同意書」に署名・捺印をする。
→緊急の場合で妊婦が署名困難な場合、家族が署名する。
(うちは主人が署名しました)
3)下腹部の剃毛・消毒をする。
4)麻酔をかける(私は下半身のみでした)
5)下腹部を切開する。
6)子宮を切開する。
7)胃の辺りを「せーの!」でぐぐっと押して、
下腹部からゆっくり赤ちゃんを取り出す。
8)「おめでとうございまーす♪」というスタッフの方々の声と共に、
元気な赤ちゃんと対面する。
9)全身麻酔をかけ、傷口を縫合する。
10)服を着せられ、回復室へ移動する。
●帝王切開になる場合
あらかじめ帝王切開を予定するのは、以下のような場合です。
・重度の妊娠中毒症の場合
→妊娠中毒症の程度が重く、
妊婦に出産に耐えるだけの体力がなく、
母子に危険がおよぶような時
・前置胎盤の場合
→胎盤が子宮口を完全にふさいでしまっているような時。
・児頭骨盤不適合の場合
→赤ちゃんの頭が母親の骨盤より大きく、
産道の通過が難しいと判断される時。
・逆子の場合
→赤ちゃんが足やひざから出てきそうな時。
(お尻から出られそうであれば普通分娩も可能)
・双子の場合
・前のお産が帝王切開の場合
→一度帝王切開すると必ず次も、と言うわけではない。
帝王切開になった理由によっては、
次回普通分娩で出産することも可能。
ただし、一度子宮を切開しているので、二度目の出産時、
そこから子宮破裂などの危険も考えられる。
病院側がそうした事態に対応できるかどうかなどを
確認しておく必要がある。
一度帝王切開で出産している場合、
二度目以降も帝王切開でしか受け付けない病院も多い。
また、緊急に帝王切開になるのは、以下のようなときです。
・破水して24時間経過しても、出産の見込みがないような場合。
(私のパターン)
・赤ちゃんに危険がおよびそうな場合。(低酸素状態など)
・母親に危険がおよびそうな場合。(体力消耗、子宮破裂など)
●帝王切開と普通分娩との違い
帝王切開で出産をすると、
普通に出産した場合と比べて入院する期間が長くなります。
普通に出産すると一週間程度での退院となりますが、
帝王切開の場合は退院まで10日〜二週間くらいかかります。
また、産後は母体の体が回復するのに時間がかかるため、
赤ちゃんのお世話をしたり授乳を開始したりするのが少し遅くなります。
(その間、赤ちゃんは新生児室でお世話を受けています。)
手術後の傷の痛みは人によってそれぞれかと思いますが、
一般には痛みを強く感じて数日起き上がれないという人が多いようです。
私の場合、先生の腕が良かったのか
(実際、手術の腕の評判はいい先生でした)
そんなに傷の痛みを感じることが無く、
出産の翌日にはベッドから起き上がることができていました。
(でも、これはあくまで人それぞれです。)
また、入院が長引いたり手術をしたりするので、
入院費が若干高くなります。
たとえば初産の普通分娩で30万円だった場合は、
帝王切開で35万円、という感じです。
(費用は病院によって変わります。)
●帝王切開のちょっといいところ
ここまでみてくると、
帝王切開ってひたすら大変なのね〜という感じですが、
いいこと(?)もあります♪
ひとつには、入院が長くなる、ということです。
確かにその分費用はかかるのですが、
入院期間中というのは貴重な時間です。
退院をしてしまうと、慣れない赤ちゃんを抱えて家に帰り、
基本的には赤ちゃんのお世話を
全て一人でこなしていかなければなりません。
入院期間中は助産婦さんやお医者さんが常に周りにいるので、
分からないことや不安なことはすぐに尋ねることが出来ます。
また、赤ちゃんはいつでも病院が預かってくれるので、
赤ちゃんとの付き合いに疲れたりストレスと感じたりしたときは、
赤ちゃんをちょっと預かってもらって
いつでも一人になることができます。
退院したら24時間、赤ちゃんと向き合っていなければなりません。
産後の母体は大仕事を終えて疲労も激しく、十分な休養が必要です。
入院期間を長めにとれるという事は、
退院するまでの時間に余裕が生まれるということ。
母親が十分体力を回復し、赤ちゃんとの付き合いにしっかりと慣れ、
お世話することに自信をつけた上で退院することができます。
また、帝王切開は金銭面でもお得な場合が多いのです。
帝王切開は手術という医療行為が発生するため、
健康保険が適用されます。
更に、任意で医療保険などに加入していれば、
入院保証金も受け取ることができます。
更に更に、高額療養費の支給対象にもなりますので、
役所で書類をもらって申請すれば、
保険診療分の患者負担分が一部戻ってきます。
(これは自分で申請しなければなりません。)
健康保険が適用された分についての詳しい額などは分かりませんが、
任意で加入していた医療保険から支給された保証金と高額療養費分、
それに普通分娩でももらえる出産手当金30万円を合わせると、
このような結果になりました。
保証金(加入している保険会社により金額は変わります) 272000円
高額療養費 12000円
出産手当金 300000円
ーーー―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計 584000円
お金をもらえてお得だから帝王切開おすすめ!…とは言いませんが、
頑張って手術を受けるのですから、
これくらいのごほうびがあってもいいと思います。
くどいようですが、
医療保険の分は任意で加入していないと保証金ももらえません。
その点は自分の加入している医療保険を確認しておきましょう。
●帝王切開を体験してみて
予想外の展開でしたが、何より、
無事に出産できたことは良かったと思いますし、
手際よく処置をしてくださった病院の方々に感謝しています。
でもやっぱり、自然な形の経膣分娩をしてみたかった、
という気持ちはなくなりません。
麻酔のかかった状態で、
人の手によって赤ちゃんを取り出されたわけですから、
「産んだ!」とうい感覚がないまま出産が終わってしまった、
という感じです。
夜通し付き添ってくださった助産婦さんは、
「子宮口が9センチに開くまで頑張ったのなら、
陣痛のピークは十分経験してる。自信を持っていいよ!」
と言って下さいましたが、やはりなんとなく物足りません。
結局、赤ちゃんの頭はつっかえるほど大きくもなく、
なぜうまく分娩が進まなかったのかはわかりませんでしたが、
私が体力の限界を迎えてしまったのも原因のひとつかな、と思います。
もう少し頑張れたら、自然分娩もできたかもしれません。
終えてみて実感しましたが、出産は、本当に体力勝負です。
陣痛が痛いことよりも、力が出ないほうが辛かったです。
マラソンで息が切れて、走りたくても走れなくなるような感じでした。
今後出産を考えている人、これから出産を迎える人は、
是非、日ごろから生活に運動を取り入れて、
体力増強を図っておくことをお勧めします。
私がお世話になった病院では、二人目の出産で出来る限り
自然分娩ができるように応援してくださるということなので、
私は今のうちから少しでも体力をつけておこうと思っています。
★パパの独り言★
医師から「帝王切開にしましょう」と言われたときは本当に驚いた。
まじで?本当に??まさか自分の妻が???
妻の疲労は限界に達していたようだし、他の処置も難しいようで
帝王切開以外に選択肢はない、という状況だった。
分かりました、と返答するしかなかった。
意識が朦朧としている妻に一応状況を説明し、
同意を得た上で手術の承諾書にサインした。
妻の母にとっても想像もしない展開だったようで、
いつも落ち着いている母が動揺し、泣いていたのが印象的だった。
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