出産

       初めての 妊娠&出産

出産

いざ、出産!

出産に向けて、入院生活の準備
出産はいつ始まるかわかりません。
8〜9ヶ月の間には、入院に必要な持ち物を全てそろえておきましょう。
入院に必要な荷物と退院時に持ってきてもらう荷物を
それぞれ分けてまとめ、誰もがわかりやすい場所においておきます。

入院時に必要なものについては、
あらかじめ各病院から説明を受けると思いますが、
およそ以下のようなものが必要です。

<入院時に必要なもの>              
・産褥ショーツ                  
・パジャマ二組                  
・腹帯か産後用ガードル              
・現金(小銭程度)                
・携帯電話(病院側がOKの場合のみ)       
・テレホンカード                  
・保険証(コピーを控えとして自宅においておく)
・出産時に必要な連絡先のメモ
・簡単な筆記用具
・貴重品などをまとめておくポーチ(あると便利)
・アロマやリラックス用CD(病院がOKの場合のみ)

<退院時に必要なもの>
・退院時にママが着るもの
・お化粧道具
・退院時に赤ちゃんが着るもの
・おくるみかバスタオル
・迎えに来る人がいない時は帰りのタクシー代など

また、いつ陣痛がやってくるかわかりません。
もしも一人で家にいる時に出産が始まっても対応できるように、
誰か頼れる人を確保しておいたり、
タクシーの連絡先などを用意しておきましょう。

さらに、夜間に出産が始まるケースもあります。
病院の夜間受付が何時からか、夜間出入口はどこか、
などの確認も忘れずに。

●出産が始まる兆候
出産はいきなり始まることはありません。
出産の準備が整うと、体は前もってサインを出してきます。

症状や程度は人によって様々ですが、
出産の兆候にどんなものがあるのか知っておくと
ある程度は心の準備ができるでしょう。

出産の兆候としては、大きく三種類のタイプに分かれます。

・おしるし  おりものに混じって、軽い出血があります。     
       赤ちゃんを包んでいる膜が
       子宮の壁からはがれる際の出血です。
       色や量は人によって様々で、以後すぐに出産は始まらず、
       1〜数日経って始まることが多いようです。
       激痛を伴ったり過剰に量が多いと
       おしるしでないかもしれません。
       心配な場合は病院に診てもらったほうがいいでしょう。
       <対策:ナプキンなどをあて、様子を見る>

・破水    生ぬるい水(羊水)が出てきます。
       量は下着が湿る程度から
       おもらしをしたように流れ出るまで様々。
       尿かどうか分からない場合は臭いをかいで確認する。       
       羊水ならば甘酸っぱいような臭い、尿はアンモニア臭。
       細菌感染を防ぐため、破水以降のシャワーや入浴は禁止。
       <対策:陣痛の有無や破水の程度に関わらず、
           何時であっても即入院>

・陣痛    まず、前駆陣痛といって、
       軽い痛みから始まることが多いです。    
       お腹が張るような、
       生理のような痛みが不規則にやってきます。
       本格的な陣痛は10分間隔くらいで
       痛みが30秒以上続きます。
       <対策:本格的な陣痛のようなら、病院に連絡を>

入院のタイミングは、
破水をしていない限り、本格的な陣痛を待ってから。
10分以内の間隔で陣痛が始まったら、
まず病院に連絡をして、指示を仰ぎます。

また、入院前に余裕があれば、軽い食事をとったり、
入浴したり(破水時以外)、家族や友人に連絡をしておきましょう。
一人で家を出る場合は、戸締りなどの確認もお忘れなく。

ちなみに私の出産は破水で始まりました。
朝目が覚めるとなんとなく下着が湿っぽく、
ときどき生理の経血が出るような感じがして
水のようなものがちょっとずつ出てきました。

いよいよ出産だ!と確信した私はまず病院に連絡。
陣痛などが全く無かったため、余裕で朝ごはんを平らげ、
家で母と入院前の記念撮影までし、いざ、車で病院へ。
とても天気の良い朝でした(^^)。

●いざ、出産!!!
ここからは私のたどった出産の経過を、時間を追ってお送りします。
出産のカタチは産む人の数だけあり、決まったスタイルはありません。
もっと安産の人もいれば、もっと難産な人もいます。
いろいろある中の、一例として見て下さると幸いです。

<陣痛待ち>
さて、朝ごはんを食べたあと、まだ診療開始前の病院に母と車で到着。
二階のナースステーションへ行き、
助産婦さんに破水の状況をみてもらいました。

破水の量がそう多くなかったことから、とりあえず様子を見ることに。
二人部屋の静かな部屋に通され、陣痛が来るのを待つことにしました。

しかし、待てど待てどなかなか陣痛は始まらず、
とりあえず母を帰宅させて病院でおいしそうなランチを堪能♪

その後は本を読んだり、新生児室の赤ちゃんを観察したり、
病院の廊下を行ったりきたりして運動してみたり…
それでも何のサインもありません。

そこで助産婦さんから風船ブジーという処置をしてもらいました。
膣にひも付きの風船を入れてもらって、子宮口のところで膨らまします。
子宮口を刺激して陣痛を促すのが狙いです。

そのうち夕食の時間になり、
メニューはなんだろう♪とわくわくしながら配膳を待っていると、
なんとなく生理通のような痛みが…

夕食を待っている間、
私は小説「ダヴィンチ・コード」のクライマックスをはらはらしながら
夢中で読んでいたため、あまりその痛みは気になりませんでした。
(^^;)

そして夕食。メニューはとてもおいしそうなとんかつ♪
なんとなく痛いお腹を抱えながら、
それでもこのディナーだけは全部食べたい!
と食べ始めると、徐々に痛みとその頻度が増し始めました。

30分くらいかけて痛みと格闘しながら、
お膳を下げに来た人に待ってもらってようやくとんかつを平らげました。

さすがに、少し横になろう、とベッドに横たわると、
息を止めたくなるような痛みが到来。
これは連絡したほうが良いかも、と思い、やっとナースコール。

助産婦さんに付き添ってもらって分娩室へ。
途中、大量に破水して、はさんでいた風船が抜け落ちました。
ということは、いよいよ子宮口が開き始めたのです。

<陣痛との戦い>
ナースコールの後に診察を受けると、
子宮口は既に8センチ近くまで開いていました。
普通、10センチまで開くと出産が始まり、赤ちゃんが出てきます。

私も家族も、これは今夜中に生まれるな、と確信。
私の母は二回の出産がいずれも超安産で短時間だったため、
楽天的な私は、
やったー、遺伝で私も短時間の安産だ♪と内心大喜び!

自宅でちょこっと練習した呼吸法やマッサージをしながら、
合間に母と雑談をしながら、楽しく陣痛をこなしていました。

ちなみに、陣痛は一定の間隔をおいてやってきますが、
陣痛と陣痛の間はうそのようにすっと痛みがなくなり、普通に戻ります。
出産が近づくと、陣痛の間隔がどんどん短くなっていきます。
なので、はじめのうちは休み休み陣痛を迎え撃てるわけです。

さて、どれくらい時間が経ったでしょう。
連絡を受けた主人は友人の結婚式が終わった後、
スーツのまま鹿児島から駆けつけてくれました。
夜中になっても子宮口は8センチのままで状況があまり変わらないので、
そろそろ私も家族も不安になりはじめます。

第一、休み休みとはいえ、私もそろそろ疲れてきました。
しかも夜中なので、眠気も襲ってきます。

「初めての出産の場合、普通は陣痛が始まってから出産まで
12時間くらいはかかるものなので、まだまだ大丈夫、普通ですよ。」
という助産婦さんの言葉に励まされ、さらに頑張ることに。

日付が変わった頃からは、陣痛の合間につかの間の睡眠をとり、
痛みに起こされて、また眠り、の繰り返し。
そうしてとうとう、朝が来ました…

<予想外の出産>
朝の6時前後だったでしょうか。
院長先生や看護士さん、他の助産婦さんが出勤してきて、
病院は徐々ににぎやかな雰囲気に。

夜通し陣痛と格闘してきた私はというと、ようやく出産が近づいたのか、
「いきみ」たい(赤ちゃんを押し出したい)感じが出始め、
体力は既に限界を超えていましたが、
うーん!うーん!と踏ん張っておりました。

院長先生に診てもらいましたが、
子宮口が9センチ開大でまだ出産までは十分でなく、
私の体力の消耗が激しく、吸引などの処置も難しい…ということで、
なんと緊急帝王切開で出産することに!

予想外の展開でしたが、当時の私は体力的に消耗しきってもうぼろぼろ。
帝王切開でもなんでもいいから、早くこの状況をなんとかしてー!
という心境だったので、喜んで手術に同意しました。

手術室に運ばれてからは急展開。
麻酔を処置してもらうとようやく陣痛から開放され、呆然としました。

ちなみに、帝王切開では部分麻酔をするので、
手術中も意識ははっきりしています。
手術などしたことが無かった私はとても不安でしたが、
最後まで婦長さんに手を握ってもらってとても励まされました。

さすが、手術の腕はピカイチ!と評判の院長先生。
手術は手際よく早々と終了。

「おめでとうございまーす」という声と共に、
目をまん丸に見開いた赤ちゃんが私の目の前に差し出されました。
「何が起こったの?ここはどこ?」と言いたげな、
びっくりした顔でした。

良かった…終わった…産声は…?泣いたのかしら…?
なんて思っているうちに意識が遠のき、
全身麻酔がかかった私は病室へ。

<ハプニングは続く>
意識が遠くなりながら病室のベッドに移されると、
すぐに家族が来てくれました。

母は泣きながら良く頑張ったとねぎらってくれ、祖母の顔も見えました。
私はしゃべりたくても麻酔のせいで言葉にならず、安心感からか涙が。
主人の声を横に聞きながら、いつの間にか眠ってしまいました。

どれくらい時間が経ったでしょう。
ゴーというものすごい轟音と、
ガタガタ!という物がぶつかり合う音がして、
私は激しく揺り起こされました。

ベッドにしがみついていなければならないほど、
病室全体が揺さぶられていました。

しばらくすると院内が騒々しくなり、
看護婦さんが病室に飛び込んできて、
「大丈夫ですか?!」と慌てた様子。
麻酔が抜け切れていない私はわけが分からず、
しばらくぼーっとしていました。

平成17年三月二十日の「福岡県西方沖地震」が起こったのです。
私の出産から、わずか二時間後でした。

しばらくすると、
実家に戻っていた主人が慣れない手つきで生まれた赤ちゃんを抱えて
「大丈夫?!」と病室に入ってきました。

看護士さんが新生児室の赤ちゃんを
それぞれの親の元に返していたそうです。

なんと地震の最中に出産していた人もいたようですが、
その方も無事に出産が済み、
病院内ではガラスが割れた程度で大きな被害は無かったと聞いています。

福岡ではその後ひと月以上もの間、頻繁な余震に悩まされ続けました。

●産後に気付いた「これやっとけばよかったな〜!」
私の場合、子供が1歳になろうとする頃に気付いたことですが、
出産前後はそれどころではなくて
このことに気付かない人が多いのではないでしょうか。

それは、「赤ちゃんが生まれた日の新聞をとっておくこと」です。
私の場合は気付くのが遅かったので、
子供が1歳になった初めての誕生日の新聞をとっておくことにしました。

新聞社によっては、過去の新聞をマイクロチップに保存していて、
記念日の贈り物用に販売しているところもあります。
(それも一面だけ、などです。)

自分が生まれた日の新聞がとってあったら面白いと思いませんか?
その日の天気から出来事までを知ることができるのです。
子供が大きくなったときにとてもいい記念になること間違いなし♪

ちなみに、広告も一緒にとっておくと面白いかもしれません。
物価や流行っている商品などは
時と共にどんどん変わっていくものなので。

また、映像が欲しい人はニュースをビデオにとっておく、
という手もあります。

しかし、これは出産のタイミングによっては難しい場合もありますし、
情報量の多さとジャンルの広さでは新聞には勝てないでしょう。

これから出産を控えている方には是非!
家族に頼んで新聞をとっておいてもらいましょう♪

★パパの独り言★
生まれるかも、という第一報を聞いたとき、
私は友人の結婚式に向かう途中だった。
正直、ちょっと緊張した。

陣痛などが全くない、ということで、まだ時間がかかりそうだったので、
とりあえず結婚式には出席。
二次会を断って鹿児島から福岡へ直行した。

夜、着いたときはようやく陣痛が始まったころで、
妻にもまだ余裕が残っていた。
スーツを着替えて翌朝生まれるまでひと晩付き合った。

なかなか出産が進行しない中、
とても苦しそうな妻をなんとか励まそうと手を握ってみた。
すると「ごめん、さわらんで」と言われ、ちょっと傷ついた。

後から妻に聞いた話では、当時体がとても熱くなっていたらしく、
私の励ましは逆効果だったようだ。

妻は、必死な状況下でのことなので
言葉にするのもやっとだったと言っていたが、
やはり「さわらんで」は忘れられない。

知り合いにも似たような経験を持つ人が何人かいるようで、
妊婦が出産中は、
触っていいかどうかを訪ねた上でのほうが無難なようだ。

出産には立ち会ってみたかったが、
急遽帝王切開という展開になったため、
子供とは手術室から出てきたところでご対面だった。

出産が長時間に及んだためか後頭部が長く伸びており、
ちゃんと元に戻るのかどうか心配した。

産湯をつかわされたりしているのを見ながら、
テレビで見たことがあるようなシーンだなー、などと考えていた。

とりあえず無事に生まれてほっとしたのと、
一晩付き合った疲労がどっと出たのとで、
一旦、妻の実家に戻って休むことにした。

その後地震に見舞われたのは、
ちょうど実家でウトウトしていたときだった。

病院に駆けつけると、ナースステーションで
赤ちゃんをそれぞれの親元に返していたのがとても印象的だった。

私も、まだ馴染みの薄いわが子を「はい、お父さん」と託され、
慣れない手つきで抱きかかえながら
妻の様子を見に急いだのを覚えている。



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